エーゲ海と神話の国
ギリシャ・アテネで育った
シンガーソングライター(元店主)のHP♪

(27)真夏の夜の夢?~ギリシャ悲劇『王女メディア』~ ギリシャ店主コラム ギリシャ情報コーナー



店主コラムは「ギリシャを身近に感じて頂き、その上でギリシャの商品をお届けできれば」という思いから、
当店のメールマガジン「ルルーディア通信」にて連載しておりました人気コーナーです。
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ギリシャで暮らした5年間の中で、特に生活に密着した出来事などを書き連ねてみましたので、
どうぞ、ごゆっくりお楽しみくださいませ(*^_^*)

(27)2010年9月7日(火)号 真夏の夜の夢?~ギリシャ悲劇『王女メディア』~

ヤーサス!もう暦の上では「秋」ですが、9月に入っても連日暑いですね~。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?くれぐれも体調管理には気を付けて下さいね。
3年目を飾った8月号は「店主の母」に初めて書いてもらったのですが、なかなか好評でした!
「母こらむ良かったよ~♪」という声を聞くたびに、「これまでの2年間はなんだったのか・・・。」
と少しいじけつつ(笑)、もっと楽しいものを(そのうち)書こう!と気持ちを新たにした店主です。
「店主の母こらむ」第2回のお題は「真夏の夜の夢?~王女メディア~」です。
それでは、お楽しみください!

真夏の夜と言えば思い出されることがあります。
みなさまご存知かと思いますが、ギリシャには紀元前に建てられた野外円形劇場がそのまま残っているところが、あちこちにあるのですよ!
そこでは夏の間(6~9月)の週末にギリシャ古典劇(主に悲劇)が上演されます。
アテネにもパルテノン神殿に登る中腹に「ヘロデイ・アティコス音楽堂(A.D161年に建てられた。)」があり、ここで古典劇・コンサート・オペラ・バレーなどが上演され、夏の夜の楽しみになっています。



アテネで過ごす初めての夏、まだ息子達が小学生の頃でした。
ギリシャの夏は暮れるのが遅く、暗くなるのが8時過ぎですから、当然上演開始もその頃です。
友人夫婦に誘ってもらって早速初体験です。
その日の演目はシェークスピアの「ハムレット」。内容も少しは分かっているので楽しめるかな?と思っていたのですが、なんせ演じる人たちは生粋の英国人。キングスイングリッシュでしゃべられても、到底私のつたない語学力では理解不能。
このワンフレーズだけは何があっても聞き逃すまいと。良かった!!聞き取れた!!
「生か死か、それが問題だ!!」
月の光を浴び、夜風も心地よく、パルテノン神殿はライトアップされ、美しい!!
なんて素敵なシュチエーション!!とお思いですよね。
でもやはり言葉の壁は厚い。
大人の私達も退屈するくらいですから、息子三人はと言うと、始まったとたん、三人とも大理石の座席の上で眠ってしまいました(笑)。
私達も途中でギブアップし、帰ったように記憶しています。
大理石の冷たい感触が心地よかったのでしょうか?爆睡でしたよ。
息子達は、どんな夢を見ていたのでしょう。
ギリシャ神話に出てくるポセイドン・アテナなどの神々と対話でもしていたのでしょうかね~。
5年間過ごしていた間には、何回もこの劇場に足を運び真夏の夜を楽しませてもらいました。
特に、日本から「平幹二朗」主演「蜷川幸雄」演出の「王女メディア」が上演された時は
感激しました。もちろん息子達も釘づけでしたよ。
やっぱり言葉の壁は厚いのかな?(しつこい。)と思いきや、上演後、観衆全員スタンディングオベーション。「ブラボー、ブラボー」の嵐。
ちょっと誇らしく感じたものでした。
言葉の壁は無かったのかな?
是非、この季節にギリシャを訪れた方、「サマーフェスティバル」は必見ですよ!!
ただしコンサートかバレーをお勧めします(笑)。

エフカリスト&アディオサス!


っと言った感じの「ギリシャ店主の母コラム」いかがでしたか?

「平幹二朗」主演「蜷川幸雄」演出の「王女メディア」、大人になってから見たかった!

それでは、ちょっと『王女メディア』について、おさらいしましょう~。

『メディア』は、古代ギリシアのエウリピデス作のギリシア悲劇です。日本においては『王女メディア』のタイトルでよばれることも多いです。ギリシア神話に登場するコルキス王女メディアの晩年におこったとされるコリントスでの挿話を劇化したものです。

紀元前431年に古代アテナイのディオニュシア祭で初演され、これとシリーズをなす他の劇作品とともに、第3等賞を得ました。1世紀のローマで、この作品に着想を得てセネカが同名の戯曲を書くなど、現代にいたるまで、文学、演劇に影響をあたえ続けた作品です。

コルキスの王女メディアは夫イアソンと共に互いの故郷を捨てコリントスで暮らしていました。ですが、コリントス王クレオンが自分の娘婿にイアソンを望み、権力と財産に惹かれたイアソンは妻と子どもたちを捨て、この縁組みを承諾しました。

怒りと悲しみに暮れるメディアの元に、クレオンから国外追放の命令が出ます。一日の猶予をもらったメディアはイアソンとクレオン父娘への復讐を決意します。

アテナイ王アイゲウスを口説き落として追放後の擁護を約束させたメディアは、猛毒を仕込んだ贈り物をクレオンの娘の元に届けさせ、王と王女を殺害します。更には苦悩と逡巡の果てに、自身の幼い息子二人をも手にかけます。すべてを失って嘆き悲しむイアソンを尻目に、メディアは息子たちの死体を抱き、竜車に乗って去っていきます。



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