エーゲ海と神話の国、ギリシャから素敵なハンドメイドアクセサリーが届きました。
ギリシャ北西部にあるテッサロニキのデザイナーによる作品です。
細かくて可愛らしいタイガーアイがシルバーのチェーンに散りばめられ、丸玉の翡翠・トルコ石を引き立たせてチャーミングなブレスレットに仕上がっています。
1本でも重ねづけでも自分流のおしゃれをお楽しみください。
(フックの特徴 非常に装着しやすいパーツです。)
素材 タイガーアイ 翡翠 トルコ石 メタルパーツ 銀メッキ
サイズ 長さ 約19.5cm
重さ 約10g
国 ギリシャ
タイガーアイ
タイガーズアイ 金褐色に黒いスジのような縞模様(シャトヤンシー効果)を持つ宝石である。
タイガーズアイは、角閃石の一種で、青石綿(クロシドライト)に石英が染み込んで、硬化した混合石である。
青石綿に含まれる鉄分が酸化して、独特の色と縞模様を形作っている。
青石綿には危険性が指摘されているが、虎目石に含まれるものは極度に風化するか、もしくは完全に石英化していない個体などでない限り飛散をすることはないため、安全である。
灰青色のものはホークスアイ(鷹目石)、熱処理によって赤色になったものは、レッドタイガーズアイ(赤虎目石)と呼ばれる。
最近南アフリカで発見されて話題を呼んでいる、ピーターサイトも、タイガーズアイの変種のひとつです。
ピーターサイトとは ピーターサイトは、タイガーズアイやホークスアイが生成された後、地殻変動などによって細かく砕けたものが、ふたたび石英によって固められたものです。
古代では幸運を招く石として崇められ、エジプトでは神々の像の目に当たる部分に、この石を使用したとされています。
ローマ人は霊力を授かる護符とし、またインドでは光によって変色する美しさから、最も貴重な宝石として大切にしていたと伝わっています。
名前の通り、目に関連する不調を改善する効果があるといわれています。
疲れ目による乱視、夜盲症の回復を助けると同時に、真実を見極める「第三の眼」を与えてくれるといわれています。
偏頭痛や喉の不調にも効果が期待できます。
誠実さを愛し、怠惰や嫉妬、恨みを嫌う、潔癖な気質の石としてよく知られています。
持ち主がたゆまぬ努力と,向上心を忘れずにいる限りは、とても強い味方になってくれる石ですが、怠けぐせを見せはじめると、ぴたりとその力を閉ざしてしまいます。
けれども、見放されたと落ち込むことはありません。
ふたたび努力をはじめれば、元通りのパワーを貸してくれます。
翡翠
ヒスイの主要産地は、ミャンマーである。
中国で産出されるように思われているのは、ミャンマー産のヒスイを長年中国で加工・販売して来た歴史による、誤解である。
中国で産するのは、「ネフライト・軟玉」という別種のヒスイで、我々がヒスイと呼ぶ本ヒスイ(ジェダイト・硬玉)ではない。
両者には著しい価格差があるので、注意を要する。
「翡翠(ひすい)」とは、本来は水鳥の「カワセミ」のことです。
カワセミは羽毛は緑色、腹は赤色、背から尾にかけて青色をしています。
「翡」は赤色を、「翠」は緑色の羽を意味し、それらの色を持つ「玉」(注4)を「翡翠玉」と表したが、いつの間にか石名の玉が除かれて、色石である翡翠が石名として残ったと言われています 。
硬玉と軟玉はどちらも翡翠というが、宝石とみなされるのは現在は硬玉だけである。
軟玉は中国以外では宝石とされず、貴石に分類される。
中国で安く売られている翡翠はほとんどが軟玉である。
ただし白く透明感のある最上質のものは羊脂玉と呼ばれ、中国では硬玉よりも価値が高いとされる。
「翡翠輝石」と呼ばれる鉱物が集まった岩石。
純粋なものは白色ですが、クロムや鉄、チタンを含むことで、緑や青、ラベンダー色(淡紫)などに発色します。
微細な柱状結晶が絡み合い、壊れにくく加工が難しい石です。
多くの翡翠は不透明か半透明で、高価な宝飾品となる澄んだ色の翡翠は極めて稀少です。
世界でも産出地は日本、ミャンマー、グアテマラ、ロシアなどに限られます。
世界で最初に翡翠を使ったのは、約5000年前の縄文前期末の人々でした。
神秘の力を持つ石(副葬品として魂を鎮める石、権威や富者の象徴、シャーマニズム的な祭事の石など)として扱われ、日本は翡翠文化の発祥の地といえます。
日本の翡翠は良質ですが、新潟県糸魚川市、青海町の産地は国の天然記念物に指定され、翡翠の採掘が禁じられています。現在市場に出ている翡翠宝飾品の大半は、ミャンマー産とみられています。
この翡翠は、中国では「玉(ぎょく)」と呼ばれ、数ある宝石の中でも特別な地位を与えられています。
たとえば「玉座」という言葉を聞いたこと、ありませんか?
それは国王の席のこと。
翡翠がここまで重要視されるのは、中国の紀元前1100年、殷王朝時代のある物語が背景になっているからです。
それは、こんなお話です。
『ある日政治家の呂尚は、殷の支配下にあった周の国で釣りをします。
するとまもなく鯉が釣れ、鯉の腹から一枚の翡翠の板が出てきました。
その板にはメッセージが書かれていました。
次の王朝は周である。そして黄金時代を迎える。
お前はその王朝の実現に手を貸さなければならない。
その時ひとりの若者が、呂尚に声をかけます。
呂尚は翡翠のことを話します。
と、若者はひざまずき、こういいます。
「わが父、太公はあなたが現われるのを待ち望んでいました。ぜひお力を」やがて周は殷を倒して国を統一。目覚しい発展を遂げます』
翡翠が国王たちに大切にされてきた理由はこれでお解かりですね。
それにしても、翡翠、カワセミ、川釣り、鯉・・・。
背景に緑したたる美しく大きな自然を感じませんか?
翡翠とはそういう資質をもった宝石なのかもしれませんね。
余談ですが、釣り人のことを「太公望」と呼ぶのもこの故事を起源としています。
トルコ石(ターコイズ)
最上質のトルコ石を産出するペルシャ(イラン)では、約6,000年前より採掘されていたとされ、古代エジプトの初期の墳墓や、古代インカなどの財宝の中からこの鉱物の装飾品が発見されていることなどから、人類とのかかわりの最も古い石の一つといわれています。
古代より世界各地で神性なる石とされてきたターコイズ。
エジプトではオシリスとイシス両神に捧げられ、ネイティブアメリカンは宇宙と一体になるために使い、チベットでは三大医療石のひとつとされ、ペルシャ人の間では、新月の下でターコイズに願いを託すと幸運を呼ぶとされました。
出世の石
ターコイズを持つと人生を違った視点から眺められるようになり、自分の生まれてきた意味や役割についての洞察をもたらしてくれるとされます。
その穏やかな波動のせいでしょう、持ち主は 自然と周囲の徳望を得、皆から引き立てられ、昇進を果たすという暗示もあります。
ローマ帝国の皇帝ルドルフ二世の侍医をしていた神学者、アンセルムス・デ・ブートは、著書『宝石の歴史』の中で、ターコイズに関する不思議なエピソードをいろいろと記載しています。
彼はイタリア留学を終えて故郷のボヘミアに帰る途中、険しい道で馬が転倒し、大地に叩きつけられてしまいました。
しかし、かすり傷ひとつ負わず、代わりに父からもらったターコイズが四分の一ほど欠けていたのでした。
その数日後、今度は重い棒を担ぐ仕事をしていたところ、脇腹に激痛が走り、骨が折れたような感覚があったのですが、実際には異常がなく、代わりにターコイズが割れていたということです。古代エジプトでは、オシリス神とイシス神に捧げられる石であった、宝石トルコ石。
人類が愛用した宝石の中で、もっともも古い歴史がある宝石トルコ石には、さまざまな伝説があります。
中でも天然トルコ石には危険が迫ると色が変わり、持ち主に災厄を知らせる力があるという、いい伝えは有名です。
色変わりするだけでなく、ときには持ち主の身代わりとなって砕け散ることもあったとか。
邪悪なものや、迫り来る危険から守ってくれるパワーストーン、トルコ石は、やがて旅のお守りなどに用いられるようになりました。
SOLD OUT ありがとうございました!再入荷の予定はございません