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店主コラムは「ギリシャを身近に感じて頂き、その上でギリシャの商品をお届けできれば」という思いから、 当店のメールマガジン「ルルーディア通信」にて連載しておりました人気コーナーです。 (無料メールマガジンの配信を希望される方は、こちらから♪) ギリシャで暮らした5年間の中で、特に生活に密着した出来事などを書き連ねてみましたので、 どうぞ、ごゆっくりお楽しみくださいませ(*^_^*) |
(32)2012年1月20日(金)号 ギリシャの友人~大好きなアブラさん~ 先日も店長ブログで紹介しましたアブラさん、私の大好きな友人です。 アブラさんも、やはりFiFiさんつながり、テニスつながりで友人になりました。 大変常識のある賢くて律儀で素敵なレディーです。 当時は、FiFiさんと、もう一人年配のエレーニさん、年のずいぶん離れたお二人と、 私たち日本人の友達の間に立って、アブラさんがパイプの役目をしてくれていました。 ご主人の仕事の関係で、北海道に少しの間住んでいたこともあり、大変な親日家でもあります。 心底FiFiさんを尊敬し、敬愛し、一人暮らしの彼女に常に心を注いでいました。 私が帰国して数年後に亡くなったFiFiさんのために、日本にいるテニス仲間で千羽鶴を折り、 アブラさんにお願いして墓前に供えてもらいました。 「一年後の命日に墓を訪れたら、その千羽鶴がそのままあったのよ。奇跡でしょう!!」 とアブラさんが知らせてくれました。 その後私は、2度ギリシャに里帰りしましたが、2度ともアブラさんがホテルまで迎えに来てくれて FiFiさんのお墓に連れて行ってくれました。 もう一人のテニス仲間、マリーナさん宅で歓迎のサプライズパーティーを開いてくれ、 私は楽しい時をプレゼントしてもらいました。 その時に話した私の大好物マロングラッセのことを覚えていて、その次の年から必ず季節になると マロングラッセを送ってくれるようになり、十数年間、今も送り続けてくれているんです。 アブラさん、ごくごく当たり前のように、ご主人のご両親、ご自分のお母さまをしっかり看病し、 みとられました。 数年前には、ご主人もがんで亡くなり、今はボランティア活動や趣味のパッチワークを楽しみ、 ロンドンにいるお孫さんの成長を楽しみに、常に前向きで充実した毎日を過ごしておられます。 一日も早く、ギリシャの経済状態が安定し、友人たちが安心して暮らせる地になってくれることを 願いつつ。日本より愛を込めて。 エフハリスト&アディオサス! |
![]() 二人のイケメン!のお孫さんに囲まれ、満面の笑みのアブラさん♪ ![]() ギリシャの名産、そしてアブラさんとの友情の証「マロングラッセ」 |
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