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ギリシャで暮らした5年間の中で、特に生活に密着した出来事などを書き連ねてみましたので、
どうぞ、ごゆっくりお楽しみくださいませ(*^_^*)

(5)2008年11月22日(土)号 ギリシャの選挙

11月も下旬に入り寒さが増してきましたが、いかがお過ごしでしょうか?
アメリカの大統領選挙が終わり、日本の衆議院選挙は来春辺りになりそうですね。という訳で今回は「民主主義発祥の地」ギリシャの選挙について書きたいと思います。
日本の選挙との違いを大きく分けると、四つが挙げられます。
第一に、投票率がほぼ100%なのです!日本では考えられない数字ですよね。
第二に、投票に行かないと罰金!を払わなければなりません。これも日本には無い発想ですよね。
第三に、投票はそれぞれが所属する教会で行われます。さすがはギリシャ正教の国!日本に置き換えると、お寺や神社での投票・・・。日本では考えられませんよね。
第四に、投票は生まれ故郷で行わなければいけません。例えばアテネ市内に住んでいる人々も、船を乗り継いで遠方の島々に帰らなければならないのです。まさに「人民大移動」!正直どういうメリットがあるのかと首を傾げてしまいますが、これも日本では有り得ないですよね。
またギリシャには「PASOK(パソック)」と「ネオ・デモクラティア(略称N.D)」という二大政党があり、熱い選挙戦を繰り広げます。私は日本人ですし未成年(ちなみに選挙権は18歳からです。)だったので、当然有権者ではありませんでしたが「N.D」を応援していました。党名の格好良さと、青を基調としたロゴが気に入っていたので(苦笑)。「選挙カー」からばら撒かれる政党のチラシや旗を手にして、ギリシャ人と共に「ネオ・デモクラティア!」などと叫んだりもしていたのですが、これも「異文化交流」と言えるのでしょうか?(笑)。

エフカリスト&アディオサス。

 
私が2001年にギリシャへ「里帰り」をしたときのワンショット。アテネ市内の「シンタグマ広場」近くにある「ギリシャの国会議事堂」です!さすが「民主主義の祖・ギリシャ」という感じの「荘厳さ」と、誰もが政治に参加できそうな「開放感」を兼ね備えた場所。

さてと、そろそろ選挙に行ってこようかな~。まだの方はギリシャ人を見習って?、一緒に投票しましょう♪



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