店主コラムは「ギリシャを身近に感じて頂き、その上でギリシャの商品をお届けできれば」という思いから、 当店のメールマガジン「ルルーディア通信」にて連載しておりました人気コーナーです。 (無料メールマガジンの配信を希望される方は、こちらから♪) ギリシャで暮らした5年間の中で、特に生活に密着した出来事などを書き連ねてみましたので、 どうぞ、ごゆっくりお楽しみくださいませ(*^_^*) |
(10)2009年3月6日(金)号 ギリシャの独立記念日 ヤーサス!ギリシャでは日本より一足早く春が訪れます。ミモザの花が咲き、日本の桜にそっくりなアーモンドの花も咲き始めます。いかがお過ごしでしょうか? 先日(2月11日)は日本の建国記念日でしたが、ギリシャにも独立記念日があります。 3月25日はギリシャの独立記念日です。それは、オスマントルコからギリシャが自由を求めて革命を始めた日を指します。また、始めた場所は「カラブリタ」地方と言われています。 「我らに自由を!しからずんば死を!」のスローガンで戦ったそうです。 独立記念日の前日(3月24日)11時頃、ザピオンからオモニアまで、子ども達・学生・更に民族衣装の人々の行進が見られます。 当日(3月25日)11時頃には、陸・海・空軍を中心に警察・消防署などのパレードが行われます。道路は手に国旗を持った人々で埋まります。また、各市町村でも子ども達のパレードが行われます。 このように、ギリシャの独立記念日は最大の国民的行事と言えます。 ギリシャ人は、ギリシャを独立させた先人達を敬い、これまでギリシャを支えてきた、お年寄りを大切にし、これからのギリシャを担う子ども達を、とても可愛がります。 ギリシャ人は基本的に「エゴイスト※」ですが、ギリシャという国に誇りを持ち、愛し、一致団結することができます。それは(以前書いたように)選挙の投票率が、ほぼ100%ということからも分かります。 良い意味での「愛国心」を持っているギリシャ人は「格好いいなあ。」とつくづく思いました。 また、この日は聖母マリアが天子ガブリエルからキリスト受胎を告げられた日でもあります。 そして、この日は当時の暦で春分の日と重なります。春の始まりの喜びと共に聖母マリアの受胎を祝う日です。 ※「エゴイスト」の「エゴ」はギリシャ語で「私・I(アイ)」を表します。 エフカリスト&アディオサス! |
私が2001年にギリシャへ「里帰り」をしたときのワンショット。 アテネ市内の「シンタグマ広場」近くにある「ギリシャの国会議事堂」です! さすが「民主主義の祖・ギリシャ」という感じの「荘厳さ」と、誰もが政治に参加できそうな「開放感」を兼ね備えた場所。 |
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