店主コラムは「ギリシャを身近に感じて頂き、その上でギリシャの商品をお届けできれば」という思いから、
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ギリシャで暮らした5年間の中で、特に生活に密着した出来事などを書き連ねてみましたので、
どうぞ、ごゆっくりお楽しみくださいませ(*^_^*)

(13)2009年6月18日(木)号 ギリシャ・エーゲ海の釣り事情?

ヤーサス!&シグノミ・・・。かなり、お久しぶりです(苦笑)。去る6月14日(日)にα回目の誕生日を迎え、また一つ年を重ねてしまった私ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
今回は前号の予告通り「ギリシャ・エーゲ海の釣り事情?」について書かせて頂きますね~。

私がギリシャに住み始めた頃は、テレビも白黒でチャンネルも2つしかありませんでした・・・。もちろんビデオやファミコンなども無かったので、私達は必然的に外で遊んでばかりいました。
週末は友人と3・4人で早朝から釣りに出かけることが多かったですね。なぜ早朝かと言いますと、当時は午前8時までのバスは無料だったのです。ちなみにギリシャの通貨単位は「ドラクマ」でした。何か可愛らしい響きですよね~。(今は残念ながら「ユーロ」です。)


「アブラキ海岸」で釣りに興じる若き日の店主(笑)。
ちなみに「アテネ日本人学校」にはプールがなかったので、水泳の授業は、この海岸で行われていました~。

「エーゲ海で釣り。」と言うとエレガント?な感じがしますが、かなり苦労しましたよ。何が大変かと言うと、まずは「釣り具屋」を探さなくてはなりません。小学生がギリシャ語を駆使して何人ものギリシャ人に訪ね歩き、ようやく見つけることができたということは、今思うと凄い!
しかし「釣り具店」を見つけたものの、日本のような「しかけ」(釣り糸と浮き・おもり・針がセットになっているもの。)が無いので、日本から取り寄せた本を見ながら自分達で作りました。針を釣り糸で結んだりとナカナカ大変でしたよ。
「釣り場」も自分達で何とか探し当てたのですが、「グリファダ港」「ピレウス港(『ピレウスの若者達』と言う曲で有名。)」「ラフィーナ港」「ファリロン港」などの防波堤で釣っていました。


「ピレウス港」でも「漢(おとこ)」は黙って釣り(笑)。
ちなみに「投げ釣り」よりも「浮き釣り」を好んでいました~。

ギリシャは魚介類が豊富なので様々な種類の魚が釣れます。「タラ」も市場でよく見かけるのですが、なんとギリシャ語では「バカヤロー!」(笑)。また「タコ」は「オクタポディア(8本の足)」と呼ばれているのですが「そのまんまかよ!」(ツッコミ)。豆知識として「オクタポディア」は「オクトバス」の語源です。また「オクタ」=「オクト」はギリシャ語で「8」を意味し、「ポディア」は「ポディ(足)の複数形です。
ちなみに「グリファダ港」では「ハゼ」が多く釣れました。ある日のこと「ハゼ釣り」に行ったのですが、餌を付けて投げ入れたら即効で釣れる、いわゆる「入れ食い」状態に!あまりに釣れるので餌が無くなってしまった私達は、釣れた魚を餌にしてトライしたのです。そうすると、なんと!これまた「入れ食い」状態に。
「ギリシャのハゼは共食いをするのか!?」と衝撃的でしたが、子供の好奇心は止まらず、今度は「ビーチサンダルの切れ端」を餌にして投げ入れました。そうすると、また「入れ食い」!!!
「お前ら(ギリシャの魚)は、どれだけ飢えているんだ!」と、さすがに同情しました・・・。
帰国後に知ったのですが、「ハゼ」ってナカナカの高級魚らしいですね(苦笑)。

エフカリスト&アディオサス!



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