店主コラムは「ギリシャを身近に感じて頂き、その上でギリシャの商品をお届けできれば」という思いから、
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ギリシャで暮らした5年間の中で、特に生活に密着した出来事などを書き連ねてみましたので、
どうぞ、ごゆっくりお楽しみくださいませ(*^_^*)

(14)2009年7月9日(木)号 ギリシャとスポーツ~サッカー・テニス編~

ヤーサス!早いもので、もう1年の半分が過ぎ去ってしまいましたが、いかがお過ごしでしょうか?私の方は、おかげさまで7月31日に開店1周年を迎えます。ありがとうございます。イベントを検討中ですので、どうぞお楽しみに!
今回は前号の質問「ギリシャで最も盛んなスポーツは何でしょうか?」についてお答えしますね♪

みなさんは「ギリシャで盛んなスポーツ」と言うと、どのような競技を想像しますか?野球でしょうか?ラグビーでしょうか?はたまたゴルフでしょうか?
ギリシャの人気スポーツは断トツでサッカーです。その後にバレーボール・バスケットと続く感じです。人気だけでなく実力も世界レベルなのですが、ギリシャ人の身体能力の高さを考えると「もっと上に行けるのでは?」と思わざるを得ません。例えばサッカーを見ていると、日本人のような緻密な組織プレーを身に付けたら、どれだけ強くなるのだろうかと思います。しかし、それをやってしまったらギリシャ人の面白さ?が半減してしまうのではないかとも思います。
やはり団体競技のチームプレーを無視したエゴイスト集団(苦笑)の「超攻撃的でセンスにあふれた豪快なスタイル」は見る者を楽しませてくれますね。
ちなみに選手はもちろん観客も熱狂的です!私の住んでいたマンションから結構な距離のスタジアムの歓声が毎晩のように聞こえてきたほどです。はっきり言って、いい迷惑でした(苦笑)。


アテネ日本人学校のクラスメイトとのワンショット。
「バスケットボール」のコートで、「野球」の帽子をかぶりつつ、「サッカー」をしていました(笑)。

また個人競技に目を移すと、私の趣味でもあるテニスが挙げられます。ギリシャ国籍ではありませんが、元世界チャンピオンの「ピート・サンプラス(アメリカ)」はギリシャ移民2世です。他のスポーツでも、たくさんのギリシャ系の選手が活躍していますが、その見分け方にはポイントがあります。名字の最後の一文字が「ス」で終わるのです。サンプラ「ス」だったり、フィリポーシ「ス」だったりしますので、とても分かり易いですよ。みなさんもチェックしてみて下さいね♪
次に一般のプレイヤーに目を向けてみましょう。よりギリシャ人が見えてきますよ~。テニスを例にしますと、日本ではダブルスをすることが多いですが、ギリシャではほとんど見られません。なぜかと言うと、対戦相手ではなく味方のパートナー同士でケンカをしてしまうからです(笑)。ギリシャ人は感情を抑えることをしない為(苦笑)、互いのミスを罵り合ってはキレまくります・・・。「負けず嫌い」と言うか、どんなことに対しても子供のようにムキになってしまいますが、その辺が「愛すべきギリシャ人」のキャラクターなのかな、と思いますが。


私がテニスを始めた「フィロセイ・テニスクラブ」のクレーコート。
まるで「全仏オープン」を思わせる「アンツーカー(赤土)」が美しいですね~。
4・5人の友人と忍び込み、会員じゃないのに勝手に打ってました(苦笑)。

またポイントの数え方もギリシャ流(笑)。
例えば「30-15」の場合、世界的に「Thirty-Fifteen」とコールしますが、ギリシャでは「トゥリアンダ-デカペンデ」です。
(ちなみに4大大会の一つ「全仏オープン」もフランス語で行われます。)
このことからも自国の文化に誇りを持つギリシャ人の国民性を知ることができます。
日本語だと「三十(さんじゅう)-十五(じゅうご)」ですが、どうなんでしょうね(苦笑)。

エフカリスト&アディオサス!



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