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ギリシャで暮らした5年間の中で、特に生活に密着した出来事などを書き連ねてみましたので、
どうぞ、ごゆっくりお楽しみくださいませ(*^_^*)

(15)2009年8月3日(月)号 アテネ日本人学校生の夏休みとギリシャの映画館

ヤーサス!今年は冷夏らしいですが、8月がやってきましたね~。8月と言えば夏休み!今回は「アテネ日本人学校生」の一般的?な夏休みの過ごし方を書きたいと思います。
前号でクイズを出したのですが覚えていらっしゃいますか?「当時(約25年前)のギリシャでは、いくらで映画を見ることができたでしょうか?」でしたね。それでは、お楽しみください♪

まだビデオもファミコンも無かった頃、夏休みの定番は「コレギオン大学」のプールで遊ぶことでした。他に娯楽も無かったので、ひたすら泳いだり飛び込んだりしていたような気がします。プールの後は誰かの家に行ったり、メンバーでもないのに勝手にテニスをしたり(苦笑)、と言った感じでした。その後、各家庭で夕食を食べる訳ですが、サマータイムの影響で夜の8時頃まで明るいので再び集合。何をしていたのかと言うと、「王様のスブラキ※」と呼ばれていたギリシャ料理屋の近くの映画館に行くことが多かったですね。


夏休みには毎日通い続けた「コレギオン大学」へと続く道~。
それにしても、この「路上駐車」の数!
これも懐かしいギリシャの風景です。

「なぜこんな時間から子供達が映画を?」と言う感じですが、そこは「野外映画館」だったので暗くならないと上映できないのです。安っぽい椅子と、スクリーンというよりは「白い壁(苦笑)」だけがある映画館でしたが、満天の星空のもとでの映画鑑賞は今思うと「プライスレス」ですよね~。ちなみに料金は確か「50ドラクマ」だったので、当時のレートだと、なんと約「200円」!このような「野外映画館」が存在できるのも、「1年の内300日以上が晴れ」というギリシャの気候ならでは。
どのような映画を見ていたかと言うと「ロッキー」「Back to the future」「ベストキッド(ギリシャでは『カラテキッド』)」などのアクション系が思い出されます。結構な数を見ていたのですが、かなりマイナーなものが多かったので題名は忘れてしまいました・・・。
ギリシャ関係の映画と言えば、最近だと「マンマミーア!」「My Big Fat Greek Wedding」などが挙げられると思うのですが、邦題が「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」となっており、一番大事な「グリーク」が抜けていたのには憤りを覚えました(笑)。っと言いつつ、私は両作とも見れていないのですが(泣)。
今度DVD鑑賞できましたら、当コラムで感想を述べますので、お楽しみに♪でも、どうせ見るなら、あの古ぼけた「野外映画館」で見てみたかったなあ、としみじみ思います。

エフカリスト&アディオサス!


今は無き「野外映画劇場」のチケット売り場です。
看板にはギリシャ語で「フィロセイ」という町の名前が書いてあります。
そして、左に映っている小さなお店は「キオスク」です。
「キオスク」という言葉の起源は、確かギリシャだったような気がします。トルコだったかな?
ようは小さな売店なのですが、ギリシャの「キオスク」は「立方体」。
こんな感じで街のあちこちに点在しています。



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