店主コラムは「ギリシャを身近に感じて頂き、その上でギリシャの商品をお届けできれば」という思いから、
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ギリシャで暮らした５年間の中で、特に生活に密着した出来事などを書き連ねてみましたので、
どうぞ、ごゆっくりお楽しみくださいませ(*^_^*)
（２０）２０１０年１月８日（金）号　天国に一番近い場所・ギリシャのメテオラ

フローニア　ポラ！あけまして、おめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
さて「ギリシャのお正月」を書きたいところですが、昨年書いてしまったので（苦笑）、今回は新年にふさわしい荘厳な場所「メテオラ」について書きたいと思います。


ギリシャと言うと、青い海と空・白い家と島という「海」のイメージが強いと思うのですが、「山」も存在します。とはいえ日本のように緑が生い茂った山は少なく、大半の山は、いわゆる「はげ山」です。そして、その中でも「メテオラ」の山々は異色の岩山です。たくさんの巨大で縦長の岩山がそそり立ち、ただただ、その景観に圧倒されてしまいます。
 
「メテオラ」はギリシャ中部にあり、アテネからバスを乗り継いで５時間、「カランバカ」という村の近くに位置します。「中空」を意味する奇岩の聖地で、９世紀頃にローマの迫害を恐れた修道士達が洞窟内に暮らし始めたのが始まりだそうです。そして驚くことに、岩山の頂上には今も修道院があり、修道士達が静かに暮らしているのです！


それを見て子どもながらに驚いたものですが、もっと目を引いたのは岩山にぶらさがっている「ロープ」でした。食材などの必要なものは、網の中に入れ「ロープ」で引き上げます。修道士と言えども「生活しているんだな～。」と思いました。ちなみに写真撮影は一切禁止ですが、修道院内を観光することができました。今思えば貴重な経験ですよね。歴史的背景などは全く分かりませんでしたが、「ギリシャ正教の戒律の厳しさ」のようなものは、ひしひしと伝わってきたことを覚えています。
しかし、俗っぽいことに売店などもありました（苦笑）。そして、その売店で「人生初のアクセサリー」を買ったのです！ゴールド（メッキ）のクロスネックレスだったのですが、その頃は、まさか自分がアクセサリーを扱うことになるとは思いもよりませんでした。今でも、そのネックレスを持っているのですが、見ているだけで何か身が引き締まるというか、初心に戻ることができそうな気にさせてくれます。
「天国に一番近い場所・メテオラ」、ギリシャに行かれる折には是非立ち寄って頂きたいスポットです。

新年初の「店主こらむ」ということで、珍しく真面目に書いてしまいました（笑）。今年は「ブログ」も始める予定なので、「毎月ネタが尽きてしまわないだろうか？」とびくびくしておりますが（苦笑）、今年も私が経験してきた珍しいことなどを、お伝えできればいいな、と思っています。つたない文章ですが、お付き合い頂けると幸いです。それでは次号も、お楽しみに～♪

エフカリスト＆アディオサス！


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