店主コラムは「ギリシャを身近に感じて頂き、その上でギリシャの商品をお届けできれば」という思いから、 当店のメールマガジン「ルルーディア通信」にて連載しておりました人気コーナーです。 (無料メールマガジンの配信を希望される方は、こちらから♪) ギリシャで暮らした5年間の中で、特に生活に密着した出来事などを書き連ねてみましたので、 どうぞ、ごゆっくりお楽しみくださいませ(*^_^*) |
(8)2009年1月1日(木)号 ギリシャのお正月(イ・プロトホロニヤ)と顕現祭(イ・セオフォニヤ) 「ホロニャ・ポラ!」新年明けまして、おめでとうございます。本年も、どうぞ宜しくお願い致します。 「一年の計は元旦にあり」と言いますが、いかがお過ごしでしょうか? という訳で2009年の初コラムは「ギリシャのお正月(イ・プロトホロニヤ)」について書きたいと思います。 1月1日は早朝に教会に行き聖水を授かって、それで家々を清めます。日本のお正月のような街の賑わいは見られません。休日もこの日一日だけです。 ちなみに子ども達は、前夜(12月31日)のサンタクロース(注)のプレゼントを、胸をときめかせながら開きます。 (注)ギリシャにおける「大晦日」は、日本で言うところの「クリスマス・イブ」に当たります。 っと、あまりにもあっさり(苦笑)しているので「顕現祭(イ・セオフォニヤ)」について書きたいと思います。 1月6日はキリストがバフテスマのヨハネより、ヨルダン川で洗礼を受けた日です。 教会ではミサが行われ、海や川の近くの町では僧侶が十字架を水の中に投げ入れ、若者達が競ってそれを探し出すのです。十字架を手にした者が、その年の幸福を約束されると言われています。どんなことでもムキになるギリシャ人が「我よ我よ!」と海や川に飛び込む姿が容易に目に浮かびます(笑)。 アテネの近くではピレウス港が有名で、ラフィーナ港や他の海岸でも、この光景が見られます。ちなみに時間帯は、なんと午前9時から10時頃!以前書きましたが、意外にもギリシャには冬がありますし雪も降ります。「何もこんな時期の、こんな時間帯にやらなくても・・・。」と思いますが、実は私も「顕現祭ごっこ(笑)」を友人と三人で、氷の張った極寒のプールでチャレンジしたことがあります!潜ってみると視界は真っ白で、大きな氷の塊がぷかぷかと浮いているのが見えたりと、ナカナカ幻想的な光景でした。もう二度とやらないと思いますが(苦笑)。 本題に戻りますと、この日はクリスマスの行事の最後の日で、クリスマスツリーはこの日まで飾られます。 ギリシャの治安回復を願いつつ・・・。 エフカリスト&アディオサス! |
クロス(十字架) 十字架には、たくさんの種類があり、国旗などにも使われています。 縦長のオーソドックスな十字架は「ローマ十字(ラテン十字)」と言われています。 縦横の長さが同じで、真ん中で交差している十字架は「ギリシャ十字」と言われています。ビザンチン建築をはじめとして、聖堂建築などにおいて平面がギリシャ十字型に構成されるものも多くあります。 |
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